大便が教える病気のサインとは?3つのチェック項目が命を救う!

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便で分かる体のサイン

人間の寿命というのは個人個人で違いますが、やはり共通していることと言えば『死ぬまで健康でいたい』という気持ちではないかと思います。誰しも、病気などが原因で、苦しみながら死ぬことは避けたいものです。

そういったことを極力避けるためには、やはり日頃の健康管理が重要となってきます。

自覚症状が出たときには、すでに手の施しようがないほど病が進行していた――このような悲劇から身を守るためには、手遅れになる前に、いち早く自分の健康状態を知っておけばいいのです。

そして、その情報というのは、私たちが毎日している《うんち》に詰まっています。病気のサインは、大便の『色・におい・硬さ』で見抜くことが出来るんです。

そこで、この記事では、大便から分かる体からの警告についての詳細を話していきます。『死ぬまで健康であり続けたい』と思う方は、うんちを流す前にこの記事を思い出して、ぜひ大便のチェックをするようにして下さい。

 

大便から目を背けてはいけない

たとえば3月~4月にかけての時期、進学や就職といった新生活がスタートして、生活環境が一変する方は少なくないでしょう。

環境が一気に変わると、ストレスが原因となって、食生活をはじめとした《生活リズム》が乱れてしまう人は多いはずです。そのために、体重が急激に増減したり、眠りが浅くなったり、肌が荒れたりといった、体の変化が起きることも少なくないでしょう。

そういった体調の変化を、いち早く察知する手段が《うんちのチェック》なんです。ですが、多くの方が『汚い』『臭い』という理由から、大便のチェックを怠ってしまいます。

自分の健康を維持するためには《うんちと真摯に向き合う》ことが非常に重要です。ここから目を背けてしまうと、大便に詰まっている体からのサインを見逃す結果にもなりかねません。

大便は体内からのお便りと思うことが重要

命ある者であれば排便というのは、生命を維持するために必要な行為です。

大便は『私たちの健康状態を知らせてくれる、体内からのお便り』のようなものであり、その情報から目を背けてしまうというのは、病気の進行を放置することに繋がり、最悪の場合は『手の施しようがない状態』になっていまします。

そこで、大便をチェックする3つのポイント《色・硬さ・におい》を、それぞれの項目別に詳しく話していきたいと思います。

 

大便チェックポイント①:便の色

便の色をチェックすることで、病気のサインを見抜くことができます。

まず、健康な状態のときは、大便というのは茶色(黄土色)です。

大便の色と健康状態

これは。消化液の一つである《胆汁》に含まれているビルビリンという成分によって、大便が茶色になるんです。ビルビリンそのものは、もともと黄緑色なのですが、腸内の酸やアルカリに反応することで茶色に変化します。

その変化したビルビリンの色素が、大便を茶色にしているんです。

赤い大便は痔や大腸ガンの疑い

赤い大便が出た場合は、痔や大腸ガンの疑いがあることは、多くの方がご存知でしょう。

まず疑うべきは痔による出血なのですが、排便後に血がポタポタと垂れて、大便の表面だけが赤く、色も鮮やかな赤い色をしているのが特徴です。

大腸ガンのように、肛門の近くに腫瘍が出来ている場合も、痔と同じように鮮やかな赤い色の血が大便の表面につきます。しかし、大腸ガンの場合には、血便や下血に加えて、便秘や下痢、残便感といった症状があります。

さらに、血だけではなく、ドロリとした粘液が大便に付着していることが多く、明らかに痔とは違った症状が見て取れます。

黒い大便は胃潰瘍や十二指腸潰瘍の疑い

黒い大便が出る場合というのは、鉄分のサプリメントなどを飲んでいるときにも見受けられます。しかし、そういったサプリメントを飲んでいない場合、胃潰瘍や十二指腸潰瘍のサインという可能性が高くなります。

大便に異常があると、大腸に関係する疾患を疑ってしまいがちですが、真っ黒でドロドロした大便が出た場合には、大腸よりも上にある消化器官に疾患があるサインです。

この『黒いドロドロした大便』は、タール便と言われていて、その色が尋常ではないほど濃く、また大便の硬さも柔らかいのが特徴です。

タール便には胃ガンの疑いもある

黒くてドロドロしたタール便は、赤い色ではありませんが、血便の一種です。

たとえば、大腸あるいは肛門に近い直腸のガンで出血している場合、大便にはひと目で血と分かる赤い血がつきます。しかし、胃や十二指腸で出血しているときには、腸を通る際に血液の成分の一部が吸収されるため、大便が黒くなるんです。

『進行性胃ガン・胃潰瘍・十二指腸潰瘍』では、上腹部の痛みや不快感、胃もたれといった症状を伴うことが少なくありません。

ただし、早期の胃ガンの場合、こういった症状が伴わないことが多いのです。イカ墨などの黒い食べ物を食べていないにも関わらず、黒いドロドロした大便(タール便)が出たときには、出来る限り早く消化器内科などで受診することをお勧めします。

白い大便は胆石や急性肝炎の疑い

胆汁が正常に作用しなくなった場合、大便というのはたちまち白くなります。

脂っこい食事を多く摂る人というのは、大便が白っぽくなりがちです。これは、脂肪を消化するために胆汁が過剰に分泌してしまうので、大便が一時的に白っぽくなります。このような場合には、食生活を改善すれば、正常な大便の色に戻ります。

ただし、見るからに白い大便が出たときは、重大な病気を患っているケースがあります。

胆石などで胆管が詰まってしまうと、胆汁が腸に流れ出なくなります。そうなると、大便を茶色く色づける胆汁に含まれているビルビリンが作用しません。このために、大便に色がつかずに白くなるというわけです。

白い大便には胆管ガンや膵臓ガンの疑いもある

胆石以外にも、急性肝炎や膵臓ガン、胆管ガンを患っている場合には、胆管が詰まることがあり、胆汁が出ないという可能性もあるので、大便が白くなることがあります。

肝臓や膵臓や胆管は沈黙の臓器と言われているので、膵臓ガンや胆管ガンになっていたとしても、自覚症状が出にくい臓器です。つまり『発見されたときにはすでに手遅れだった』といったケースは少なくありません。

白い大便というのは、発見が遅れがちな大病の早期発見に繋がるので、非常に貴重な《体からのサイン》ということです。

 

大便チェックポイント②:便のにおい

大便をチェックするポイントとして、色の次は《におい》になります。

健康な人の大便のにおいは《糠漬け(ぬかづけ)のような甘酸っぱいにおい》です。これは、腸内の悪玉菌が非常に少ない香りで、赤ちゃんがする大便のにおいが理想的なんです。

大便のにおい

生まれたばかりの赤ちゃんの大便は、ほぼにおいがありません。おっぱいやミルクを飲むことで、少しずつにおいが増していきます。腸内の悪玉菌が少ないため、大人の大便のにおいとは一線を画すものとなります。

大人になっても、大便が少し甘酸っぱいにおいであれば、その人の健康状態は良好だと言えます。

腸内環境が悪いと大便は臭くなる

臭い大便というのは、具体的には『温泉卵が腐ったようなにおい』です。

発ガン物質を作り出す悪玉菌が多数いる腸内というのは、アンモニアや硫化水素が生成されていて、これが原因で悪臭を放つ大便になるということです。とくに、鼻が曲がるほど臭い大便の場合、大腸ガンなどの病気を患っている可能性があります。

肉中心の食生活の人は大便のにおいがきつい

赤身肉や加工肉をよく食べる人というのは、肉を消化するために、肝臓で作られる胆汁酸が増えてしまいます。その胆汁酸が腸の中に行くと、細菌によって二次胆汁酸へと変化します。

二次胆汁酸には発ガン物質があるので、大腸ガンになるリスクが跳ね上がるんです。

ジャンクフードなどを多く食べる人は、この二次胆汁酸が増えてしまうので、行き過ぎた肉食には注意する必要があります。

バランスを考えた食生活が重要

一方で、野菜やフルーツを中心に、バランスの取れた食生活を送っている人の大便は、あまり臭くないんです。

肉と野菜のバランス

もちろん肉を食べることも、体を構成するためには必要です。しかし、まだ身体が出来上がっていない10代の頃であれば、肉を多めに摂ることも必要ですが、高齢になっても同じような食生活ではバランスが保てなくなります。

肉と野菜を《1:3》の比率で摂取すると、腸内に善玉菌が増えるので、悪臭を放たない大便にすることができます。具体的には『100グラムの肉を食べたら300グラムの野菜を摂取する』ことで、腸内環境を健康に保てます。

 

大便チェックポイント③:便の硬さ

色やにおいに続いて、次のチェックポイントは、大便の硬さです。

これは1997年に、イギリスのブリストル大学のヒートン博士が提唱した《ブリストルスケール》という、大便を硬さと形状で7段階に分類した指標があります。

ブリストルスケール
  1. 硬くてコロコロした、うさぎの糞のような大便
  2. 形状はソーセージ状ではあるが硬い大便
  3. ソーセージ状だが表面にひび割れのある大便
  4. 表面が柔らかく滑らかな、ソーセージ状あるいは蛇のようにとぐろを巻く大便
  5. はっきりと分かるシワがある柔らかい大便
  6. 不定形でフニャフニャの小片便、あるいは泥状になった大便
  7. 固形物が無い液体状の大便

以上の7つの形状を参考にして、大便の硬さのチェックを行います。

一般的には、上記1から2は便秘であり、3から5は正常な大便、6から7は下痢といった具合に区分けします。

消化に要する時間で変わる大便の硬さ

大便は、摂取した食べ物の消化に要する時間で硬さが変わり、その時間が長ければ長いほど硬くなります。

食べ物の消化時間

たとえば、1の大便の場合、消化時間にすると約100時間も要しているので非常に硬くなってしまいます。また、7の大便の場合は、約10時間なので非常に消化時間が短いため液体状になってしまうんです。

6から7のようなタイプの大便の場合、きのこやコーンといった、消化吸収に時間がかかる糖質を含んだ食べ物が、消化不良のまま大便に含まれていることもあります。機能性胃腸症などの消化不良を起こす病気の疑いも考えられるので、専門医の診察を受けてみることも視野に入れるほうが良いでしょう。

理想の消化時間は24時間から48時間

食事をして、食べ物の栄養素を摂り込み、老廃物の排出する。この一連の流れがもっともバランス良く行われる消化時間は《24時間から48時間》です。

この理想の時間で排便されると、4のような《とぐろを巻く大便》になります。

当然のことなのですが、3から5のような理想的な大便になるには、やはり栄養のバランスが取れた規則正しい食生活が必須だと言えます。

水に浮く大便が最も理想的

理想的な大便というのは、水分が約80%も含まれています。

この理想的な大便にするためには、根菜や海藻類といった食物繊維が豊富に含まれている食事を摂っていれば、3から4のような大便となります。

さらにもっと理想的なのは《水にプカプカ浮かぶ》大便なので、日頃から栄養バランスを考えた、規則正しい食生活を送るように心がけて頂きたいと思います。

 

深刻な便秘の場合は非常に危険

ここまで、大便のチェックポイントである《色・におい・硬さ》について話してきました。

この3つのポイントを毎日チェックしておけば『今、自分の体の中で何が起きているのか』といった健康状態が手に取るように分かります。

しかし、ひどい便秘で大便が出ない状態が続いている人も少なくありません。

現在の日本では、約470万人もの人が慢性的な便秘に悩まされています。とくに女性に多いとされる便秘なのですが、50歳を過ぎたあたりから、男性でも急に発生する人が増えるようです。

様々な病を併発する慢性的な便秘

「たかが便秘。そのうち出てくる」と甘く見てしまう方もいるでしょうが、これは非常に危険な考えです。

ご存知の方も多いでしょうが、便秘というのは腸内環境を悪化させます。この状態が長く続くと、大腸ガンや糖尿病、さらにはうつ病といった病の原因になります。

さらにひどい便秘が続いてしまうと、横行結腸(おうこうけっちょう)の辺りにまでガスが溜まってしまい、腹圧が上がります。こうなると、胃が圧迫されてしまうので、食欲不振や吐き気を催すことになります。

そして排便が出来ない状態が続いてしまうと、最悪の場合には腸閉塞になることもあるんです。

こういった事態を避けるためには、前述しているように、食物繊維が豊富な食べ物をしっかり摂取することに加えて、やはり《日頃の運動》が重要となります。激しいトレーニングなどをする必要はないので、軽いウォーキングなどを日課にすることが、便秘の予防改善に最適だと言えます。

排便時の姿勢も快便のコツ

大便をしっかりとスムーズに出すコツとして、トイレを使うときの姿勢があります。

排便時の正しい姿勢

皆さんも御存知であろうロダンの《考える人》のポーズが、排便にとても良い姿勢なんです。具体的には『上半身を前かがみにして、かかとを浮かし、肘を太ももの上に乗せる』というフォームです。

この姿勢で排便をすると、直腸と膀胱の角度が真っ直ぐになって、スムーズに大便が出てきやすくなります。

便秘で悩んでいる方は、食生活や運動、そして考える人の姿勢を試して頂きたいと思います。

便秘の解消で腰痛が治ることもある

便秘を解消させると、腸内環境や肌荒れなどを改善することができるのですが、意外なところで《腰痛が解消される》ことも少なくありません。

便秘で大腸が圧迫されて肥大してしまうと腰も圧迫されることになります。これが原因となって腰痛を引き起こすこともあります。

便秘と腰痛の関係については、医学的な解明が進んでいないので、明確な答えはないのですが、整形外科で治療しても治らなかった腰痛が、便秘を解消したとたんに腰の痛みが消えたという事例は少なくありません。

そういった意味でも、自分の健康管理をしっかりと行い、スムーズな排便が出来るように心がけることが大切だと言えるでしょう。

 

下痢が続く場合は慢性膵炎の可能性も

過度のストレスや緊張によって、過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)が引き起こされ、慢性的な下痢になることもあります。

しかし、下痢の原因というのはそれだけではなく、慢性膵炎(まんせいすいえん)にかかっている可能性もあるんです。これは、膵臓が炎症を起こすことで、膵液がでなくなってしまい、脂肪などをうまく消化吸収できなくなる病気です。

下痢が長く続くような場合も、一度、専門医の診察を受けることをお勧めします。

便秘と下痢が交互に繰り返される場合は要注意

体調によっては、便秘や下痢が続いてしまうことも、それほど珍しくはありません。ただ、この2つが交互に繰り返される場合には、大腸ガンを疑う必要があります。

大腸ガンがある程度大きくなると、内腔が狭くなってしまうので、大便が通りにくくなり便秘しやすくなります。その一方で、通りにくくなった大便を無理に押し出そうとして、腸の動きが活発になることもあります。

軟便や下痢、そして便秘といった症状が、交互に繰り返されることが続いた場合、一度、専門医の診察を受けたほうが賢明かもしれません。

 

まとめ(大便が教える病気のサイン)

私たちの体は、生命を維持するために様々な活動をし、異常が起きた場合には、それをあらゆる手段で知らせてくれます。

大便もそのサインのひとつなんです。

たかが《うんち》されど《うんち》――。

今日からでも遅くはありません。死ぬまで健康であり続けたいのであれば、大便をした後は、流してしまう前に必ず便器を覗いて、3つのポイント『色・におい・硬さ』をチェックする習慣を身につけるようにして頂きたいと思います。

 


 



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