危険な食品添加物リン酸塩は現代人のリン過剰摂取に影響している!?

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リン酸塩が与える弊害

危ない食品添加物《リン酸塩》――。
あまり聞き慣れない人も多いかと思いますが、リン酸塩を過剰に摂取すると、カルシウムの吸収を阻害してしまいます。カルシウムが吸収されないとなると、当然のように骨が脆くなるので、リン酸塩は骨粗鬆症の原因の一つでもあるんです。

さらに恐ろしいのは、腎臓にダメージを与えてしまうことも明らかになっています。

腎臓というのは、体内の毒素を排出するための非常に大切な臓器であり、これが弱ってしまうと体にとって毒であるリンを排出できず、リンの血中濃度が上がってしまうことになります。リンとカルシウムが血管で沈着すると血管の石灰化(動脈硬化)へと進行します。

これがさらに進行すると、血管が詰まってしまい《脳卒中》や《心筋梗塞》を引き起こすことになります。

これらの原因となる《リン酸塩》という食品添加物は、私たちが普段何気なく口にしている加工食品に含まれているんです。

そこでこの記事では、危険な食品添加物であるリン酸塩の危険性、さらに、どんな食品にリン酸塩が使われているのかについて、一歩踏み込んだ情報を話していこうと思います。

 

危険な食品添加物《リン酸塩》とは

腎臓病を患っている患者さんの場合、リンを体外に排出できないため、リンの摂取を制限することは多くの方が知っています。

しかし健常者においても、血液中のリン酸濃度が高くなると、血管が詰まってしまい心筋梗塞によって死亡するリスクが高まってしまいます。つまり、リンの過剰摂取は、健常者であろうと死亡してしまうリスクが増加するということです。

その一方で、そもそもリンは体に必要な栄養素の一つであり、なくてはならないものなんです。

リンが必要な理由

そもそもリンという成分は、ミネラルの中でもカルシウムの次に多い栄養素であり、私たちの身体を支える骨や、咀嚼するための歯を作る大事な成分です。これに水を作用させて得る一連の酸の総称を《リン酸》といいます。

そしてリン酸塩というのは、リン酸にナトリウムが結合したものをいいます。この成分が、私たちが日頃から食べている食品に添加物として利用されているんです。

 

ほとんどの食品に使われているリン酸塩

リン酸塩は、私たちが毎日食べたり飲んだりしているものの中に含まれています。

その一例を挙げると『ハム・ソーセージ・ベーコン』といった加工食品、さらに『魚の缶詰・レトルト食品・冷凍食品・チーズ・パン・お菓子・インスタントラーメン』といった食品で使用されています。

加工食品

飲み物では『清涼飲料水・チューハイ』などにリン酸塩は含まれています。

つまり、決して特別な食品などではなく、本当に日常で食べているものに使われているのがリン酸塩なんです。

では、多くの食品に使われているリン酸塩が『一体どういった形で食品に利用されているのか』といった辺りについて、詳しく話していきたいと思います。

食品添加物として使われるリン酸塩の用途

リン酸塩が使われる背景には、私たちが食べる食品の形や色、食感を維持させる目的があります。

  • 成分を繋ぎ合わせて食品の形状を保つ粘着剤
  • タンパク質食品から水分が流れ出ることを防ぐ保水性
  • 柔らかい触感を出すための弾力性
  • 食品・飲料の色を鮮やかにするための色調改善

これらは、見た目や味を向上させるためには必要なことであり、リン酸塩を使わなければ加工できないという現実があるんです。

魔法の食品添加物言われるリン酸塩の効用

たとえば、朝食やお弁当でもよく使われるハムやソーセージにもリン酸塩は使われています。

リン酸塩を入れることによって、肉の水分を保つことができるので、ハムやソーセージのプリッとした独特の食感を作ることこができます。つまり、普段から食べているハムやソーセージというのは、肉そのものの食感ではなく、リン酸塩によって得られていることになるんです。

逆に言えば、リン酸塩を入れないで作られたハムやソーセージでは、味気ない加工食品になると言えるでしょう。

魔法の添加物と言われるリン酸塩は、食品メーカーにとっては《欠かすことができない食品添加物》ということになります。

日本人のリン摂取量は多すぎる傾向にある

肉や魚、さらに乳製品といった多くの食品には、元々リンが多く含まれています。つまり、通常の食生活を送っていればリンは不足することがありません。

1日のリン摂取目安量と、2015年『国民健康・栄養調査報告』での、日本人の1日のリン摂取量は以下のようになっています。

リン摂取目安量/日 平均リン摂取量/日 目安量と摂取量の比較
男性 1,000mg 1,063mg +63mg
女性 800mg 925mg +125mg

このように、男性女性どちらも1日のリン摂取目安量を超えていることが分かります。しかしこれは、通常の食生活によるリン摂取量で出した数値なので、リン酸塩の量というのは加算されていません。

つまり日本人のリン摂取量は、目安量をはるかに上回っている傾向にあることが、数値として出ているんです。

リンには《有機リン》と《無機リン》がある

一口にリンと言っても、植物性や動物性のタンパク質に含まれている天然の有機リンと、人工的に作られている無機リン(リン酸塩)の2種類があります。

さらに2種類のリンには、体への吸収率にも大きな違いがあるんです。

◆ 有機リンと無機リンの体内吸収率
リンの種類 リンの摂取素 体内吸収率
有機リン 肉・野菜・魚介などの食材 約30%~40%
無機リン(リン酸塩) 食品を加工するための添加物 ほぼ100%

つまり、リン酸塩を含んでいる加工食品ばかりを食べるような、バランスの悪い食生活を送っていると、たちまちリンの過剰摂取になってしまいます。

心筋梗塞や腎臓病、さらには糖尿病や慢性的な高血圧など、こういった病気を患っている人が多い一因として、リンの過剰摂取が関わっているであろうことも、あながち侮れない事実だと言えるでしょう。

 

原材料表示では簡単に見分けることができない

リン自体は身体に必要な成分なのですが、体内への吸収率がほぼ100%だとなると、リン酸塩の恐ろしさが現実味を帯びてくるかと思います。

リン酸塩

リン酸塩を見分けるには原材料表示を見ることが一つの方法なのですが、実は、それだけで判断できるような簡単な話ではありません。

どういうことかと言うと、リン酸塩には『ピロリン酸』『ポリリン酸』『メタリン酸』という種類があるのですが、原材料表示には《リン酸塩(Na)》としか表記されていません。つまり、どんなリン酸塩が使われているのかを見分けることが出来ないんです。

3つのリン酸塩のうち、ポリリン酸とメタリン酸の純度については規定が非常に甘く、化学物質などの不純物が混ざっている可能性が高くなります。

さらに、食品衛生法の盲点とも言える『リン酸塩を使っていても原材料表示に明記しなくても良い方法』があるんです。

PH調整剤にリン酸塩を混ぜ込む

リン酸塩は、肉などをつなぎ合わせる《結着剤》として使用した場合には、食品衛生法により、原材料表示にしっかりと明記する義務が生じます。しかし、風味を良くするため、あるいは保存を目的としてリン酸塩を使用した場合には、添加物を一括表示しても良いという形で規定されています。

つまり、加工食品の腐敗防止や変色防止として使われるPH調整剤に混ぜ込むことで、原材料表示にはリン酸塩と明記する必要がなく、PH調整剤として一括表示することができます。

PH調整剤以外にも、リン酸塩と明記する必要のない一括表示があります。

  • 酸味料
  • 乳化剤(チーズのみ)
  • イーストフード
  • かんすい
  • 膨張剤

これらに混ぜて使えば、リン酸塩が入っているのかどうかを消費者が見分けることは不可能です。リン酸塩に関して食品衛生法というのは、企業側にとってみれば非常に都合の良いシステムだと言えます。

食品添加物が企業のブラックボックスと言われている所以は、こういったことがあるからなんです。

 

リン酸塩が入っている商品と安全性に対する企業の考え方

ここまでは、企業側を《リン酸塩の使用を隠した巨悪》のように話してきましたが、実は、大手コンビニや食品メーカーは対策を施しているようです。

ただ、どれに使っているのかという『具体的な商品名』を挙げている企業と、商品名は挙げられないという企業があることも事実です。利益を上げなければ生き残れないのが会社なので、致し方ないことだと言えるでしょう。

ですが消費者側としては、自分や家族、とくに小さなお子様がいる人にとって、企業がリン酸塩に対してどういった考えを持っているのかは、非常に気になるところでもあるでしょう。

そこで、具体的な商品名を挙げている企業の『リン酸塩に対する考え方』について見ていきたいと思います。

リン酸塩に対する考え方(具体的商品名を挙げた企業)

大手食品メーカー8社の『リン酸塩に対しての考え方や対策』を、具体的な商品名と共に、以下の表でまとめておきます。

◆ 企業別『リン酸塩を使っている商品名とリン酸塩に対する考え方』
企業名 リン酸塩を使っている商品 企業としてのリン酸塩に対する考え方や対策への回答
サントリー
  • サントリーソーダレモン
  • サントリーライム
  • POPメロンソーダ
リン酸塩は食品衛生法で安全性などの評価を行った上で、食品添加物として認められているため、安全性については問題はないと考えています。
ビール・チューハイにリン酸塩は使用していません。
イオン
リテール
  • トップバリュロースハム
  • トップバリュ
    チキンナゲット
  • トップバリュポーク&
    チキンウィンナー
《グリーンアイフリーフロム》という、お客様が購入の際に心配される添加物や原材料、成分の使用に配慮したシリーズを販売しています。
このシリーズで販売しているのは、リン酸塩を使用していないハムやソーセージ5品目となります。
サッポロHD
  • フルーツサプリ
    鉄分たっぷりプルーン
  • 1日分の鉄と
    プルーンドリンク
  • 1日不足分の鉄分入り
    プルーンゼリー
  • プラス乳酸菌
    豆乳飲料プルーン
鉄分強化を目的としてリン酸塩の一種であるピロリン酸第二鉄を使用しています。
食品添加物として使用が許可されているリン酸塩については、厚労省によって安全性が確保されていると考えています。
ビール・チューハイにリン酸塩は使用していません。
キリン
  • キリンラブズスポーツ
  • アミノバイタル
    GOLD2000
リン酸塩の一種であるピロリン酸鉄、リン酸Kを使用しています。
ビール・チューハイにリン酸塩は使用していません。
日清食品
  • 中華めん・ラーメン全般
中華めんやラーメンの製造に欠くことができない素材である《かんすい》にリン酸塩が含まれているため、ほとんどの製品に使用しています。
かんすいの使用量は、油揚げ麺1食分(100g)で0.1~0.2g、非油揚げ麺で0.3~0.6g程度と微量となっています。
リン酸塩の安全性には問題はないと考えています。
東洋水産
  • 赤いきつねうどん
  • 緑のたぬき天そば
食感改良のため使用している《かんすい》に、一部リン酸塩を含有しているものがあります。
カルシウムを添加することで、カルシウムとリンの理想的な摂取量『1:1~1:2』の比率を超えないように使用しています。
山崎製パン
  • まるごとソーセージ
  • メロンパン
  • 三角蒸しパン
惣菜パンのソーセージなど、畜肉加工品や蒸しパンなどのベーキングパウダーに使用しています。
チーズやホイップクリームなどの乳加工品も『乳化剤』として使用しています。
安全性については厚労省により確保されていると考えているので、リン酸塩への対策はとくに行っておりません。
敷島製パン
  •  十勝つぶあんぱん
  • あらびきソーセージ
  • つぶいちごジャムパン
  • あん&ホイップドーナツ
  • おいしいシューロール
    カスタード&ホイップ
主にパン酵母による発酵を助ける目的でイーストフード(リン酸塩)として使用しています。
ハム・ソーセージなど食肉の結着補強、ジャム粘土の安定化、チーズの乳化などにも使用しています。
現在では、原料の見直しや工場設備への投資を行い、イーストフードや乳化剤を極力使用しないよう取り組んでいるところです。
『超熟シリーズ』『くるみブレッド』『スナックパン』といった商品には、イーストフードは使用していません。

上記の表を見てもらえば分かるように、各企業、リン酸塩に対して『厚労省によって安全性は確保されている』という考え方が多いようです。

ただこの中でイオンリテールが出した《グリーンアイフリーフロム》という回答は、非常に興味深いものだと言えます。トップバリュハムにリン酸塩を使っていることを認める一方、添加物を抑えたグリーンアイフリーフロムシリーズで販売しているハムやソーセージには、リン酸塩を使用していないということです。

こういったシリーズがあれば、消費者側としては本当に安心して購入できるので、消費者目線の有り難いサービスだと言えるでしょう。

リン酸塩に対する考え方(具体的商品名を挙げていない企業)

具体的な商品名は挙げていませんが、大手食品メーカー16社の『リン酸塩に対しての考え方や対策』を、以下の表にまとめておきます。

◆ 商品名を挙げていない企業の『リン酸塩に対する考え方や対策』
 企業名  企業としてのリン酸塩に対する考え方や対策への回答
 日本コカコーラ リン酸塩は、酸味をつける『酸味料』として食品や飲料に使用されています。
当社は幅広く展開している製品それぞれの特性に応じて、酸味料を使い分けていますが、個別の製品へのリン酸塩含有の有無や、量などに対しての回答は控えさせていただきます。
日本水産 当社にはリン酸塩を使用した主要商品はありません。
ですが、複合原材料や添加物製剤中に副材として含まれていることはあります。
シマダヤ リン酸塩を使用した正確な情報を出すために時間がかかり、また、社外秘の内容もあるため、回答は致しかねます。
江崎グリコ 一部の商品でリン酸塩を使用しています。
具体的な商品名については、誤解を招く恐れがあるため回答は控えます。
食品添加物については、必要最低限の量に抑えて製造しています。
はごろもフーズ リン酸塩は一部の鶏肉製品で使用しています。
缶詰については、保存料・添加物の使用を極力控えています。
ロッテ 商品の特性上、必要に応じてリン酸塩を使用しています。
具体的な商品名については、回答を控えさせていただきます。
森永乳業 牛乳やヨーグルトについてはリン酸塩を使用していません。
チーズなどの一部の乳製品で、乳化やPH調整として使用しています。ただし、安全性についての問題はないと考えています。
キューピー リン酸塩を使用している製品はあります。ですが、その商品がクローズアップされてしまうことは本意ではないので、具体的な商品名の回答は控えさせていただきます。
結着剤・乳化剤・PH調整剤として使用しています。
雪印メグミルク チーズに乳化剤として添加しています。
リン酸塩の1日の摂取許容量を超えない範囲で使用しており、安全性については確認されているものと考えています。
森永製菓 法律で定められた基準・用途の範囲内でのみ、一部の商品にリン酸塩を使用しています。
明治 各商品に求める品質を実現するための目的として使用しています。
リン酸塩の使用に当たっては、基準内に則することを徹底しております。
ニチレイ 加熱後の肉の柔らかさを保つため、唐揚げ類にリン酸塩を使用しています。
厚労省で定められている基準値にのっとり適正量を守っております。
マルハニチロ 当社では、様々な食品加工において、結着剤や保水性向上のためにリン酸塩を使用しています。
基準値内で使用していますので、製品の安全性には問題ないと考えております。
アサヒHD アサヒビールのビールやチューハイ、アサヒ飲料で製造されている飲料にリン酸塩を使用している商品はありません。
ハウス食品 《かんすい》に使用しています。
食品添加物の安全性は食品衛生法により定められているので、当社はそれを遵守しています。
キッコーマン リン酸塩を含む食品添加物は使用していません。

上記の回答の中で、キューピーの「商品がクローズアップされることは本意ではない」は非常に印象に残ります。

安全基準を守っているにも関わらず、変な意味で商品がクローズアップされてしまうことは、どこの企業でもやはり避けたいところです。なので、後ろめたいところがあるから商品名を挙げないということではなく、妙な誤解を避けるためだということを、私たち消費者は理解する必要があるでしょう。

全体的に、リン酸塩を使っている商品がある場合には、正直に『使っている』と回答しており、さらに、基準値を厳正に守っていることがはっきりと分かる回答だと言えます。

リン酸塩に対する考え方(大手コンビニ3社の回答)

続いて、大手コンビニ3社の『リン酸塩に対する考え方や対策』について、以下の表にまとめておきます。

企業名 リン酸塩を明記した商品名 リン酸塩に対する考え方や対策の回答
セブンイレブン
  • レンジで本格食感
    ホワイトあらびき(ソーセージ)
  • バラ肉使用ベーコン切落し
  • 魚介の風味ゆたかな
    海老焼売
  • はちみつと生姜の
    風味豊かな豚の生姜焼き
  • 3種チーズと
    ダブルミートが味の決め手
    熟成ベーコンミートピザ
  • 切れてる炭火焼
    チキンステーキ
  • サラダチキンスモーク
リン酸塩は過剰に摂取するとカルシウムの吸収を妨げるので、骨粗鬆症の原因と言われています。
セブンイレブンでは、食の安全や安心への取り組みとして、専用工場で商品を製造する体制を整えています。
サンドイッチやオリジナルパンに使用するハム・ソーセージ類については《リン酸塩の不使用》といった取り組みをしております。
ローソン
  • 野菜の甘味を活かした
    マカロニサラダ
  • 赤ワインをきかせた
    デミグラスハンバーグ
  • 国産サラダチキン レモン
  • 味噌だれ香る
    豚ロースの味噌焼
  • あら挽きウィンナー&
    カレー(惣菜パン)
  • シャキシャキ
    レタスハム(サンドイッチ)
  • プレミアムショコラ
    エクレール
一部の惣菜類、一部の調理パンに使用しているハム、一部のベーカリーに使用しているソーセージにリン酸塩を使用しています。
当社では現在、国が使用を認めている食品添加物については、規定の範囲内で使用しています。
ナチュラルローソンでは、一部でリン酸塩不使用のハム類を取り扱っております。
今後のリン酸塩の継続使用については、社会のニーズに合わせて検討していきたいと考えています。
ファミリーマート
  • 淡路島藻塩の
    国産鶏サラダチキン
  • 熟成ウィンナー
  • 3種レタスの
    シーザーサラダ
  • クリームたっぷり!
    スイートポテトの
    もちもちクレープ
  • ハムカツたまごドッグ
ファミリーマートでは、さらなる美味しさの実現を目指し、食品添加物の削減に取り組んでおります。
その一環として、今年(2017年)の3月から、サンドイッチに使われているハムのリン酸塩不使用を実施しています。
また、すべての焼き鳥でリン酸塩の使用を減らし、鶏肉本来の食感を最大限に引き出しました。

コンビニに関しては、3社同様にリン酸塩を不使用にしたり、使用を減らしている方向へと動いています。

セブンイレブンでは、食の安全・安心への取り組みとして、2006年から自社工場で作っているオリジナル商品のパン、サンドイッチに入っているハムやソーセージ類へのリン酸塩不使用を実施しています。

ファミリーマートも、上記の表を見て分かるように、今年の3月からセブンイレブンと同じ取り組みを開始しています。

ローソンに関しても、社会ニーズに合わせて継続使用を検討する方向になっており、各社ともにリン酸塩に対する健康被害を懸念していることが分かります。

今やコンビニは、私たちの生活に無くてはならない存在となっています。扱っている食品の数も多く、食に対する安全をしっかりと考えている点は、消費者にとって喜ばしい限りだと言えるでしょう。

 

安さを求めすぎる消費者にも原因はある

同じ商品で、値段の高い物と安い物が並んでいれば、消費者心理としてはどうしても価格の安い方に手が伸びます。

食品メーカーとしても、できるだけ消費者のニーズに応えるべく、値段を安くしてたくさんのお客様に購入してもらいたい、と思っています。そのためには、色合いや風味を良くするリン酸塩の使用は避けることが出来ないんです。

安くて美味しい物は、高い物より売れることが市場の原理なので、リン酸塩を使うことは致し方ないと言えるでしょう。

コスト削減と安全性の狭間にある企業のジレンマ

前述の表からも分かるように、セブンイレブンやイオンリテール、敷島製パンなどは、消費者の健康を考えて、リン酸塩の使用量を減らしたり、不使用にしている製品を提供しています。

全ての食品メーカーに言えることなのですが、どの企業も、出来ることならリン酸塩は使いたくないんです。

ですが、リン酸塩と使わずに製造すると、どうしてもコストが上がります。コストが上がると販売価格に上乗せする以外に方法はありません。企業が生き残っていくためには仕方のないことなです。

食の安全性とコスト問題――企業がジレンマで苦しんでいる現実が見えてくるようです。

 

まとめ(危ない食品添加物《リン酸塩》)

リンの過剰摂取は、骨粗鬆症や動脈硬化を進行させて、心筋梗塞を発症するリスクを高めます。さらに、血管もボロボロにしてしまい、死期を早めてしまう原因にもなります。

添加物の安全性というのは、動物実験が元となっています。

医薬品の場合は、臨床試験や治験を行って、もし副作用があっても使用するメリットがあれば認可されることもあります。しかし、食品添加物に関しては、人間に対して治験などを行っていません。

つまり『食品添加物は安全なのか安全ではないのか』と問われると、答えは『わからない』ということになるんです。

ただはっきりと言えることは『危険とは言えない。しかし絶対に安全とは言い切れない』というのが、今現在の食品添加物に対する究極の答えとなります。

安くて美味しいリン酸塩を使った食品。値段の高いリン酸塩不使用の食品。

あなたはどちらの食品を希望しますか――?

 


 



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