最先端の医療検診の全て第二弾!名医が受けている5つの医療検査とは

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名医が受ける医療検査

当ブログで4月19日に公開した最新の医療検査に関する記事では『人間ドックはあくまでも《基本的な検査》となっており、ガン・脳卒中・心筋梗塞などを早期発見することに関して対応しきれていない』という事実を話しました。

つまり『人間ドックで異常なしという検査結果が出ても、100%安心することは出来ない』という現実があるんです。

しかし、日本人の3大死因でもある《ガン・脳卒中・心筋梗塞》といった重病を、羅患する前に早期発見できる最新の医療検査というのは次々と登場しており、実際に稼働しています。

ですが『最新の医療検査の中でも、実際にはどんな検査が本当に受ける意味のあるものなのか』といったところは、知らない人がほとんどでしょう。

それを最も知っているのが、医療現場の最前線にいる医師なんです。

そこでこの記事では、実際に医師が自ら受けている『本当に意味のある5つの医療検査』を、受診できる病院リストと共に公開しています。

関連記事でもある『最先端の医療検診の全てを病院リストと共に完全公開《永久保存版》』と併せて読んで、ぜひ、ご自身とご家族の健康管理に役立てて頂きたいと思います。

 

医師が進んで受ける5つの医療検診とは

『医者の不養生』という言葉がありますが、それはもう過去のことだと言えます。

最近では、医師も自身の健康管理をしっかり行うため、自ら進んで検診を受ける方が増えています。そしてその検診は、医療現場の最前線にいることから、最新鋭の’《受ける意味のある》医療検診を受診している人が多いようです。

そこでここでは、医師が自ら受けている《最新鋭5つの医療検診》を紹介していきたいと思います。

医師が自ら受ける医療検診①:ABC検診

ABC検診(胃がんリスク層別化検査)は、胃ガンの発見率がバリウム検査の4倍という、最新鋭の医療検査です。

ABC検診(胃がんリスク層別化検査)

胃がんリスク検診内田ハートクリニック』より画像を引用

血液を検査するだけで、胃ガンの主原因であるピロリ菌の感染有無と、胃粘膜の萎縮度を組み合わせて、胃ガンのリスクを4段階のグループで判定します。受診した人は、そのリスクに応じて、内視鏡検査やピロリ菌の除菌治療を行います。

バリウム検査のように構えるような検査ではなく、わずかな採血だけで済むため、気軽な気持ちで受けられるところが、ABC検診のポイントだと言えるでしょう。

不味いバリウムを飲む必要がない

日本の胃ガン検診は、現時点ではX線バリウム検査が主流となっていますが、ABC検診(胃がんリスク層別化検査)であれば、バリウム検査の4.3倍も発見率が高いのです。

さらに、不味いバリウムを飲む必要もなく、また、逆立ちに近い無理な姿勢をとらされる必要もありません。

こういった点からも、X線バリウム検査のように拒絶感を抱く人が少なく、早期発見が可能ということから、受診者は年々増えている状態です。

厚生労働省もABC検診の導入を検討中

胃ガン検診で、いきなりバリウム検査や内視鏡検査をすることは、誰もが抵抗を感じてしまうはずです。

そういった意味からも、わずかな採血で済むABC検診(胃がんリスク層別化検査)で、自分の胃がんリスクを知ることは合理的だと言えます。異常がなければそれで済みますし、もしリスクが高いという結果が出た場合、内視鏡検査などで詳しく調べればいいわけです。

厚生労働省も、ようやく公的な胃ガン検診への導入を検討し始めました。

しかし、厚労省の認可を待っていると、手遅れになるかもしれないリスクがあるので、胃ガンから命を守るためにも、ABC検診(胃がんリスク層別化検査)という選択肢があることを、ぜひ知っておいて頂きたいと思います。

医師が自ら受ける医療検診②:MRCP

MRCP(磁気共鳴胆管膵管造影)は、発見したときにはすでに手遅れとされる膵臓(すいぞう)ガンを、治療可能な時期に発見できる最新鋭の検査です。

MRCP(磁気共鳴胆管膵管造影)

MRCP(磁気共鳴胆管膵管造影)メディカルスキャニング東京』より画像を引用

MRCPというのは、MRIの原理を用いて胆管と膵管を映し出す技術です。所要時間は約20分という短い時間で済み、受診者の負担が大きく軽減されることがメリットだと言えます。

放射線被ばく量がゼロのMRCP(磁気共鳴胆管膵管造影)

膵臓(すいぞう)ガンの早期発見には、ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)という有効な技術もあります。

しかしこの方法では、CTでガンの有無を調べた後、さらに特殊な内視鏡を用いてX線撮影をする必要があるんです。すると放射線被ばく量が大きくなり、さらに、造影剤による急性膵炎(きゅうせいすいえん)のリスクも高くなります。

それに比べると、MRCPというのはこれらのリスクがほとんどゼロに近く、その上、早期での膵臓ガン発見も可能なので、受診者のメリットは非常に大きくなります。

受診者のQOL(生活の質)に配慮している点から見ても、受けておくべき検査だと言えるでしょう。

医師が自ら受ける医療検診③:心臓MRI

心臓MRIは、心臓の鼓動に合わせて血管の詰まりを撮影できるため、狭心症や心筋梗塞をいち早く発見できる最新鋭のMRIです。

心臓MRI

心臓MRI西台クリニック画像診断センター』より画像を引用

MRIの技術は非常に進歩しており、ガンだけではなく狭心症や心筋梗塞の発見にも役立っています。

心臓MRIというのは、胸に電極をつけて心臓の周期に合わせて撮影をするMRI検査です。画像だけではなく、動いている心臓を動画で撮影することが出来るため、早期の発見が可能となるんです。

冠動脈の状態や血液の流れまで把握できる

通常の心電図やレントゲンでは、心臓の血管の状態までを把握することは不可能です。

しかし、この心臓MRIならば、心臓の血管の狭くなっている部分まで目視することが出来ます。さらに、冠動脈の状態や血管を流れる血液の動きまで、細かく観察することが可能となっているんです。

近年急増している《虚血性心不全による突然死》を未然に防ぐことにも、一役担える検査だと言えるでしょう。

造影剤のアレルギーや被ばくの心配もない

心臓MRIの受診者は、約30分ほど横になっているだけで検査は終了します。

心臓CTでは造影剤を使用するため、アレルギーの心配が出てきますが、心臓MRIではその心配もありません。さらに、医療被ばくのリスクもありません。安全な上に狭心症や心筋梗塞を早期に発見できるので、受診者にとってはデメリットのない検査だと言えます。

仮に、心臓MRIで狭心症などが見つかった場合、ステントを使った本格的な治療を行うことになります。

異常を早期に発見することができるため、予後は劇的に良くなるので、ぜひ受けておいて頂きたい検査だと言えるでしょう。

医師が自ら受ける医療検診④:糖化検査

糖化検査というのは、老化物質であるAGE(終末糖化産物)を指先だけでチェックできる、最新鋭の医療検査です。

糖化検査

糖化検査日経デジタルヘルス』より画像を引用

この検査は、受診者が専用の検査機器に約1分ほど指先を入れるだけで、AGE(終末糖化産物)を測定することができます。

アルツハイマー型認知症の患者は、AGE(終末糖化産物)といわれる老化物質が、同年齢の健常者に比べて3倍以上も前頭葉に蓄積しているという研究結果があります。糖化検査は、この数値を正確に測ることが出来るんです。

検査結果は5段階で評価

老化物質であるAGE(終末糖化産物)は、余分な糖分が、体内でタンパク質と結合することで生成されます。この度合いを測ることで、認知症をはじめ、骨粗鬆症や動脈硬化のリスクも分かるんです。

たとえば、血液検査などで異常が出ていない場合でも、糖化検査をすることで、予備軍であるかどうかの診断が可能となります。

糖化検査の検査結果は、A~Eの5段階によって評価が示されます。

予防医学のベースとしても一役担うことができる検査なので、日頃の健康管理に非常に役立つと言えるでしょう。

医師が自ら受ける医療検診⑤:OCT検査

OCT検査は、失明原因のトップである緑内障を早期に発見できる最新鋭の医療検査です。

OCT検査

OCT検査宗像眼科』より画像を引用

緑内障というのは、徐々に視野が欠けていく病気で、一度欠けてしまった視野は二度と元に戻らないという厄介な疾患です。40歳以上の20人に1人の割合で患っていると言われており、早期の発見が非常に重要です。

OCT検査は、その光明となる検査なんです。

眼底検査では分からない状態を把握できる

OCT検査は、網膜を3次元で撮影することができるため、人間ドックの眼底検査では分からない『圧迫された網膜の厚み』や『視神経の状態』を正確に把握することができます。

暗室で眼球を撮影するだけの簡単な検査で、精密に緑内障のリスクを診断できるため、受診者にとってはメリット以外何もないと言えるでしょう。

さらに、保険が適用される検査なので、1回あたりの費用も30%以下の負担で収まります。

「なんか視野がおかしい」と思ってからでは手遅れとなる病なので、定期的(最低でも年に1回)に受けて頂きたい検査だと言えます。

 

医師が勧める5つの医療検査の詳細(費用・所要時間など)

全ての病というのは、何をおいても早期発見が重要です。

ここまで紹介してきた5つの医療検査は、医療現場の最前線にいる医師が自ら受けている検査なので、受けておいて得はあっても損は絶対にないと言えます。

ただ、費用や検査時間などが心配な方も多いはずなので、各検査の詳細をまとめておくので、ぜひ参考にして受診して頂きたいと思います。

各検査の受診者の負担額と検査時間など

ABC検診(胃ガン発見率はバリウム検査の4.3倍)
検査費用 検査時間 結果までの期間 受けられる病院
¥500- 約3分 約5日 NPO法人『日本胃がん予知・診断・治療研究機構』で、検査を実施している全国541施設を検索できる。
血液検査によって、胃ガンのリスクを4段階で判定。検査結果によって、ピロリ菌の除菌治療、内視鏡検査などを受ける。(検査費用は、各自治体の管轄によって異なってきます)
MRCP検査(膵臓ガン・胆管ガンを早期に発見)
検査費用 検査時間 結果までの期間 受けられる病院
¥37,800- 約20分 約1週間 全国の検査病院などで受診できる。
最新のMRIを用いて検査。放射線や造影剤を使用しないため、CTや内視鏡と比べて体への負担が非常に少なくて済む。(検査費用は、各医療機関によって異なってきます)
心臓MRI(狭心症・心筋梗塞などを被ばく量ゼロで発見)
検査費用 検査時間 結果までの期間 受けられる病院
¥43,200- 約30分 約1週間 全国の検査病院などで受診できる。
心電図とともに、心臓の血管の状態を3次元で撮影する。心臓の動き・心筋の厚さ・血液の流れを詳細に観察することが可能。(検査費用は、各医療機関によって異なってきます)
糖化検査(認知症などの原因となる老化物質AGEをチェック)
検査費用 検査時間 結果までの期間 受けられる病院
¥21,600- 約1分 全国の病院などで受診できる。
指先を検査機器に挿入するだけの簡単な検査で、AGE(終末糖化産物)の蓄積レベルを測定できる。予防医学のベースにもなる。(検査費用は、各医療機関によって異なってきます)
OCT検査(緑内障を超早期に発見できる)
検査費用 検査時間 結果までの期間 受けられる病院
¥600- 約1分 全国の病院などで受診できる。
光干渉断層計を使用して、網膜の断層画像を撮影する。立体画像によって緑内障や黄斑変性などを発見することができる。(検査費用は、各医療機関によって異なってきます)

 

まとめ(最先端の医療検診の全て第二弾)

当記事は、関連する前記事『最先端の医療検診の全てを病院リストと共に完全公開《永久保存版》』の第二弾として、本当に意味のある医療検査5つを紹介しています。

医療の世界での最前線で活躍する医師が、自らの健康を管理するために受診する最新鋭の医療検査なので、その信頼性もトップクラスだと言えるでしょう。

私たちが病気を恐れることと同じように、医師も大病を患うことに恐怖を抱いています。むしろ、医師であるが故に、私たちよりも、病気に対して大きな恐怖心を持っていることでしょう。

その医師が『受ける価値がある』と判断している5つの医療検査です。

早期に発見することで、ほとんどの病気は完治することが可能となります。健康に自信のある方も、そうでない方も、定期的に最新の医療検査を受けるようにして頂きたいと思います。

 


 



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